お腹がでた男性
お腹が出てくると、「やばいメタボだ」って思いますよね。

でも、メタボってお腹に贅肉がつくことを言うのでしょうか?

要するにメタボって何?

40歳以上になると、男性の半数がメタボだとも言われています。

年をとっても、メタボ腹にはなりたくない!!

メタボについてわかりやすくお伝えします。

 

メタボって要するに何?

ドーナッツを食べるメタボの男性

メタボは、正しくは「メタボリックシンドローム」と言います。

「内臓脂肪症候群」とも呼ばれています。

この名前からわかるように、内臓脂肪が蓄積していること、
そして内臓脂肪の蓄積で生活習慣病が起こっていることを言います。

単なるデブ化のことではないのです。

例えば太ももであれば「贅肉がついたよね~」と思うのは、
皮下脂肪のこと。

触ってみると、ブヨブヨ脂肪がつまめます。

でもメタボの場合は、内蔵脂肪です。

身体の中にある脂肪なので、外からはわからないのが特徴です。

内臓脂肪は、つきやすい脂肪ですが、解消もされやすい脂肪です。

男性の場合は、皮下脂肪よりも内臓に脂肪がつきやすくなっています。

「メタボ」というと男性のイメージがありますね。

 

メタボってどうして怖いの?

体調不良を感じているメタボの男性

メタボはなぜダメなんでしょうか?

カッコ悪いから…。

ではなく、ズバリ危険だからです。

メタボだと生活習慣病になりやすいんです。

「生活習慣病」というのは、高血圧や糖尿病、脳梗塞などの成人病です。

こうした生活習慣病は動脈硬化の原因になります。

動脈硬化が進行すると、心筋梗塞や脳梗塞の原因に…。

下手すると命に関わるかもしれません。

でも、本人が気づかないというのが危険なところ。

特に日常生活に不便はないので、「生活習慣を改善しましょう」
と言われても、改善する気にならない人が多いですよね。

でも、それぞれの生活習慣病が軽度であっても、
いくつか重なったら動脈硬化が進みます。

知らないうちに進行して、突然心臓発作で倒れることも。

だから早めに対処しよう、元気でも健診を受けよう、というのが
メタボリックシンドロームの考えなのです。

 

メタボの基準は?

健康診断を受けるメタボの男女

 

メタボは、お腹周りのサイズで診断されます。

男性の場合、85cm以上で危険だと言われています。

高血糖・脂質異常・高血圧の合併率は
内臓脂肪面積が100cm2以上だと高まるんだそうです。

ただ、胴囲ではわかりませんよね。

お腹周りが大きくなくても、内蔵脂肪がたくさんついている場合もあります。

そのため、次の基準のうち二つに当てはまることが条件とされています。

①血清脂質の量
中性脂肪の値(トリグリセライド)が150mg/dLか、
HDL-コレステロール血が40mg/dL
に当てはまること。

②血圧の値
収縮期血圧が130mmHg以上か、拡張期血圧が85mmHg以上、
またはその両方に当てはまること。

③血糖の値
空腹時の血糖値が110mg/dL以上であること。

どうですか?

そう、健康診断を受けないとわかりませんね(笑)

受けてくださいねー。

 

メタボ予防!すぐできる生活改善法

メタボを改善しようとサラダを食べる男性

 

メタボにならないためにはどうしたらいいの?

厚生省は、まず体重の5%を減量するように勧めています。

私たちが特に気をつけたいのが、食べ過ぎと運動不足です。

仕事でストレスがたまると、つい食べ過ぎてしまいがち。

また飲みに行って、カロリーの高いおつまみを食べてしまったり…。

ここで、いつでも簡単にできるメタボ対策をご紹介します。

①ご飯を食べる時は、一口20回以上よく噛むようにしましょう。
満足感が高まります。

②ご飯を食べる時は、野菜から食べるようにしましょう。
サラダって、飲みこめませんよね。
最初に野菜などカロリーが低いものを食べてお腹を満たし、
それからカロリー高い系の料理を食べるようにしましょう。

③朝食を抜くと、逆に間食したり、他の二食でがっつり食べてしまいがちです。
朝食はしっかり食べましょう。

④間食はしないこと。意志が弱い人は、デスクにお菓子を置くのはやめましょう。
お腹が減ったら、ガムでも噛みましょう。

⑤睡眠不足はNGです。忙しい毎日でも、睡眠はとるようにしましょう。

⑥なるべく階段を使うようにしましょう。
歩く工夫をしてみましょうね。

 

駅から歩こうと思っても、私は浜松駅から実家まで歩いたら
三時間以上かかった経験がございます。

地方の方は、気をつけてください。

お腹が出てきたから、ダボッとした服を着ようなんて思わないで、
自分の健康のために、健康的にやせましょう。

あなたに何かあったら、あなたの大切な人が悲しみます。

だから、自分のためだけじゃなく、大切な人のために健康に気をつけてください。

また、ダイエットも急ぐと危険です。

1か月に1キロを目安にダイエットしてくださいね。