ねえねえ、ハードル走のコツってあるの?
そりゃあるだろうけど・・・。突然どうしたの?
友達の子どもがさ、苦戦しているらしいんだよ~。ハードル走。 コツはあるのかって聞かれたんだけど、ボクがわかるわけないでしょ~?
:そうよね・・・。あら、失礼!!
あるよ、ハードル走のコツ。 小学生におすすめの練習法も教えてやろう!!
ハードル走って?
ハードル走といえば、
等間隔に置いてあるハードルを越えながら走る競技だよな。
でも、そのハードルを飛び越えるのが大変!
ぶつかって転ぶと痛いし、怖いと思うとなかなか飛び越えられないし・・・。
小学生ならなおさらかもしれないな。
ハードル走、できるようになるにはコツってあるのかって?
ある!あるぞ!!
その前に、まず基本を知っておこうな。
ハードル走の基本フォームとポイントは?
飛ぶときは、かかとでハードルを蹴るようなイメージ
ハードル走というと、上に飛び上がるイメージを持っている人も多いと思うけど、
ちょっとイメージを変えてみて欲しい。
ハードル走は飛ぶというより「またぐ」イメージだ。
そりゃ、多少飛び上がらないとまたぐ事は出来ないが・・・。
「またぐ」という意識+かかとでハードルを蹴るというイメージをもって飛ぶと、
足がまっすぐ出ると思う。
これがハードル走の基本的なフォームだ。
飛び上がるのではなく、ハードルギリギリをまたいでいくことでタイムも早くなるぞ。
ハードルを倒しちゃいけないっていうルールはない。
何度も倒しているうちに、ここまで上げれば倒れないというラインがわかってくる。
倒すことを怖がらないで、かかとから思い切って行ってみよう!
後ろの足は体の横から!
ハードル走での後ろ足。
抜き足っていうんだけど、この抜き足、体の横から出すことを意識しよう。
上に飛ぶようにするとハードルに引っかかりやすくなってしまうんだ。
なかなかイメージしにくいかもしれないけど、
これを意識するだけで全然違うぞ。
横から出すことが難しい場合は、抜き足だけの練習をするといいぞ。
踏み切り位置は遠目に!
ハードルを飛び越えようとすると、ハードルの近くで踏み切ってしまう。
それでは最初のポイントである、かかとでけるイメージは出来ない。
かかとでハードルを蹴るように飛び越えるのであれば、
踏み切り位置は少し遠めにすることが大事だ。
近すぎても遠すぎても上手く飛べない。
自分に合った踏み切り位置を見つけることが大切だな。
早く走るよりもリズミカルに走ることを意識する
ハードル走のポイントは、リズミカルに飛ぶこと。
速く走ろうとするよりも、まずはリズム良く走ること。
またぐように飛び越える、反対の足をぬくという動作を、リズミカルにやろう。
それから、思いきって勢いよく飛び越えることもポイントだ。
思いっきり股を開き、ハードルを飛び越え、強く着地する。
このポイントを意識していけば、タイムもだんだんはやくなってくるはずだぞ。
ハードル走が怖い!?小学生のハードル走の練習方法
小学生がハードル走をするときに、よく聞くのが「怖い」だ。
飛び越えられなかったらどうしよう・・・。
ハードルを倒しちゃったらどうしよう・・・。
ハードルと一緒に転んだら痛そうだな・・・。
実際転んでいたかったから怖い・・・。
恐怖心があると、ハードルを勢いよく飛び越えるのは難しいな。
だからまずは、ハードルの恐怖心を減らすことができる練習方法を取り入れてみよう。
飛ばないで走る
まずはハードルを飛ばずに走ってみよう。
ハードルの横を走り、ハードルがないけれど、またぐイメージだ。
実際には飛ばないから、恐怖心もない。
でも、飛ぶところはイメージできるようになるよな。
そして、ハードルとハードルの間の歩数を覚えることができる。
歩数がわかり、毎回同じ足でリズムよく飛べるようになれば速く走れるようになるぞ。
ハードルの代わりにゴムを使う
ハードル走が怖い原因の一つは、ぶつかったら痛いというイメージがあるから。
それなら、いたくないゴムで飛んでみよう。
コーンなどにくくりつけて、ゴムのハードルを作り、それを飛び越える練習をしてみよう。
ハードルを飛ばずに練習したことで、リズミカルに飛ぶイメージは出来上がっているはずだ。
あとは本当に飛び越える、またぐイメージを持つこと。
恐怖心がないと思いきって飛べるぞ。
この2つの練習方法で自信が付いたら、実際にハードルで飛んでみよう!
恐怖心がなくなったらこっちのもんだぞ!
体柔らかく!ストレッチも大切だ!
ハードルは体の柔らかさも大切なんだ。
足をまっすぐ前に伸ばしたり、後ろ足を横にしたり・・・。
体が硬いとなかなか難しい。
おすすめのストレッチは、「前屈」と「開脚」だ。
体が柔らかいと、ハードル走も上手く飛びやすくなるはずだぞ。
ストレッチは、体が柔らかくなっているお風呂上りにするのがおすすめだぞ。
体が柔らかいと、怪我の予防にもなるからな。
ハードル走のスタートは?
大切なことを忘れていた!
ハードル走のスタートだ!!
ハードル走でスピードに乗ってゴールまで行くには、
スタートから1台目までのスピードが大切だ。
ここでどこまで加速できるか。
それが全体のスピードに大きくかかわるんだぞ。
スタートは全力疾走だぞ!!
スピードがあったほうが飛びやすくなるしな。
飛ぶんじゃなくて。「またぐ」か~。 全然イメージが変わったな~
そうねー。ハードルは飛び越えるもんだって思ってたからね。 上に飛ぶのが正解って思ってたけど
イメージが変わると、跳び方も変わってくるぞ! まずは、怖くならないように、自信をつけることだな
ゴムを飛ぶならボクにもできそうな気がしてきたな~。 ボクもやってみようかな