俺もよく着るんだけど、コンプレッションウェアを着る人が増えているな
なにそれ?
プロのスポーツ選手が、ユニホームの下に肌にピッタリとした服を着ているのを見たことないか
アンダーウェアのようなものだよね
そうだな。でもコンプレッションウェアは単なる下着ではなく、着ることによって色々な効果があるんだ。コンプレッションウェアはとても便利なものだから、どんなものか教えてやるよ
コンプレッションウェアとは
そもそもコンプレッションウェアって何?という人も多いと思うんだ。
コンプレッション(compression)は英語で、圧縮・圧迫という意味がある。
ウェア(wear)は、衣類・服という意味だな。
だから、コンプレッションウェアを直訳すると、圧縮する服という意味になる。
着ることで体を圧縮するように圧力をかける服のことなんだ。着圧ウェアなんて呼んだりすることもある。
でも、体に圧力をかける服の何がいいのかな?と思うよな。
ただピッチリして、きつくて、動きづらいだけなんじゃないの?って。
もちろん動きづらいどころか、色々なプラスの効果があるから、プロのスポーツ選手たちが着ているわけだ。
コンプレッションウェアの効果には色々あるんだ。
コンプレッションウェアの効果
- 疲労軽減、疲労回復
- パフォーマンス向上効果
- ケガ防止、テーピング効果
- 姿勢矯正効果
- 快適性の向上
- 寒暖に強い
1疲労軽減、疲労回復の効果
コンプレッションウェアを着ることにより、疲労軽減、疲労回復の効果があるのには、大きく2つの理由がある。
1-1筋肉振動の抑制
運動している時には、筋肉は細かく振動している。
筋肉がよけいに振動したり、ブレたりすると無駄なエネルギーを消費し、筋肉疲労につながるんだ。
コンプレッションウェアを着ることによって、身体に圧力がかかり、こうした余計な筋肉の振動・動きを防ぐことができるので、無駄なエネルギー消費を防げるってわけさ。
これにより筋肉疲労を軽減する。
1-2血流を良くする
コンプレッションウェアが身体に適した圧力をかけることで、血流が良くなる効果が期待できる。
下半身から心臓へ血液を送り返すときには重力に逆らうことになる。
そのため、筋肉の力がポンプ作用になっているんだ。
ふくらはぎが「第二の心臓」なんて呼ばれるのは、ふくらはぎの筋肉が足の血流を良くするのに大きく関係しているからだ。
コンプレッションウェアの着圧は、こうした筋肉のポンプ作用をサポートするんだ。
血流がよくなれば、運動することによって出た乳酸や老廃物をしっかりと送り返すことができるし、また身体を動かすために必要な酸素も供給できる。
こうしたことから疲労を軽減して、運動のパフォーマンスも上がる。
また、疲労からの回復も早くなるんだ。
血流がよくなれば、むくみを予防、改善する効果もあるぞ。
2パフォーマンス力向上
コンプレッションウェアを着ると筋肉の疲労が軽減するということは、その分、長いあいだ高いパフォーマンスを維持できることになる。
スタミナが上がるし、筋肉の疲労を軽減しておけば、ここぞという場面で筋肉が発揮できる最大値も大きくなる。
血行が良くなり、乳酸の上昇を抑える効果もある。
ドイツでの大学で、段階的にスピードを上げていくランニングマシンで実験をして、コンプレッションウェアを着ているほうが長く走ることができるという結果が出ているぞ。
3テーピング効果・ケガの予防
コンプレッションウェアによる着圧を、テーピングを巻いたときのように設計しているものがある。
テーピングは関節や筋肉の動きを制限することで、ケガを予防したり、すでに負っているケガの痛みを抑制したりといった効果がある。
このテーピングの方法論を基に着圧の加え方を工夫しているんだ。
下半身なら膝や腰、上半身なら肩や肘といったケガの多い箇所を守る役割を果たしてくれる。
4姿勢矯正効果
骨盤や腹筋・背筋といった体幹部分をサポートして、体幹を支える。
姿勢を矯正する着圧というのは、かなり強さがいる。
スポーツ選手がアンダーウェアとして着ているコンプレッションウェアよりも、姿勢矯正や猫背矯正を目的とするコンプレッションウェアを選ぶといいだろう。
背中を引っ張って、肩を開き、背筋を伸ばすような圧力がかかるものであったり、お腹や背中に圧力をかけて支えたりといった効果がある。
姿勢矯正にオススメなのがこのインナーだ。
5快適性の向上
運動するときに着用するコンプレッションウェアだから、汗の吸収力も大事になってくる。
吸汗速乾性は必須の機能ってわけだな。
いろんなコンプレッションウェアがあるけど、吸汗速乾性のあるものが多いぞ。
6寒暖に強い
コンプレッションウェアを着たことがない人は、
「ピッタリと肌に密着するので夏は暑そう」
「生地が薄くて冬は寒そう」といったイメージがあるかもしれない。
運動やスポーツは屋外でする競技も多いから、寒暖についてもコンプレッションウェアは工夫されているものが多い。
たとえば、夏にコンプレッションウェアを着れば、汗を素早く吸収するのはもちろん、涼しく感じられる工夫をしているものもある。
またUVカット機能がついていて、半袖Tシャツでいるよりも、長袖のコンプレッションウェアでいるほうが涼しく過ごせるものもあるんだ。
逆に、冬にコンプレッションウェアを着れば、肌にピッタリと密着するので、冷たい空気が入りこまずに温かい。
保温性を高めているものや熱を逃さないように工夫しているものもある。
アンダーアーマーのように、夏用のコンプレッションウェアと冬用のコンプレッションウェアを分けているメーカーもあるぞ。
コンプレッションウェアの効果的な活用法
スポーツ・競技
ユニフォームの下にコンプレッションウェアを着ているプロスポーツ選手が増えたな。
野球、サッカー、テニスなど多くのスポーツ・競技で見かける。
もちろんプロ選手はシビアな世界で勝負しているのだから、効果があるからこそ着ているわけだ。
コンプレッションウェアを着ることで、疲労が軽減できたり、ケガを予防できたりするのだから、スポーツをする時にはコンプレッションウェアの着用がオススメだ。
マラソン・ランニング・ジョギング
スポーツの中でも、マラソン・ランニング・ジョギングには特にオススメと言えるだろう。
筋肉の振動をおさえて疲労が軽減するということは、スタミナが長くなるということだからな。
ドイツの大学のランニングマシンを使った実験により、コンプレッションウェアを着用したほうが長い距離を走れたという結果が出ている。
マラソン大会でタイムの更新を目指している人は、コンプレッションウェアを着るといいだろう。
下半身用のコンプレッションウェアでは、次のような商品もある。
フィット感が抜群でオススメだ。
旅行、登山、テーマパーク、ハイキングなど長い時間・距離を歩くとき
登山やハイキングは長い距離を歩くので、コンプレッションウェアがおすすめ。
山道、坂道を歩くことが多いので、膝や腰など痛みやすい関節もサポートする。
旅行も長い距離を歩くことが多い。
せっかくだからと、たくさんの観光地を回ろうとするし、観光地も広いところが多くてたくさん歩く。
テーマパークも中が広いので、アトラクションやショップへの移動を繰り返しているうちに、いつの間にか長い距離を歩いている。
いずれのケースも、一日だけでなく宿泊して次の日も歩くことも多い。
少しでも疲労を軽減しておくことで、疲労回復も早くなるし、次の日に前日の疲れを持ち越さないようにすることができる。
せっかくのイベントだから、元気に楽しみたいもんな。
コンプレッションウェアはレジャーの助けにもなるってことさ。
筋トレ
筋トレをする時にも疲れにくいという効果が発揮される。
また、筋トレはフォームや姿勢も大事ですから、コンプレッションウェアによっては筋トレ時の姿勢を正してくれる効果が期待できる。
肩、肘、膝などの関節には、トレーニング時には負荷がかかるので、ケガの予防にもなる。
コンプレッションウェア初心者は試してみよう
これだけの効果があるコンプレッションウェア。
まだ着たことがない人は一度試してみるといいだろう。
コンプレッションウェアを初めて着る人は、肌にピッタリするし、圧力がかかるので、着心地が好きじゃないという人もいるかもしれない。
でも、着ているうちに慣れてくる。
俺もはじめは着心地が気になったんだけど、今は逆にコンプレッションウェアを着ていないと落ち着かなくなってしまった。
スポーツ・運動をしない人でも、寒さや暑さにも効果があるし、日常生活で着るのもおすすめだな。
コンプレッションウェアを着ることで、毎日の生活でも疲れにくくなったら、嬉しいだろう。
コンプレッションウェアっていいだろう!太郎
そうだね。なんか話を聞いていたら、僕も欲しくなってきたな
そうだろう。お前のボヨボヨの体をなんとかするためにもコンプレッションウェアを着て運動だな
ボヨボヨの体って
悪かったよ。たまには一緒に体を鍛えようぜ
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