子どもの運動音痴を心配するお母さん、お父さんはたくさんいます。
幼稚園や小学校の頃って、運動神経のいい子がモテます。
運動ができると、子どもも自分に自信が持てて、性格も積極的で前向きな子どもが多いです。
運動音痴だと、なかなか本人が自信を持てないことが多いようです。
「私も運動苦手だったし、この子にも遺伝したんだな」
「私は運動ができたのに、なんでこの子はできないんだろう」
なるべくなら運動やスポーツに苦手意識を持たずに、自分に自信を持てるように育ってもらいたいというのが親心ですよね。
運動やスポーツに苦手意識を持たないように、楽しく運動音痴を克服するにはどうすればいいのでしょうか。
子供の運動音痴は克服したほうがいいの?
でも運動ができたからといって、プロのスポーツ選手になるようなレベルでなければ、大人になってからは役立たないと考える人もいるかもしれません。
しかし、子どもの頃に運動しておくと大人になってからも役立つメリットがあります。
- 体が丈夫になる
- チーム競技をすることで友だちとのコミュニケーション能力が育つ
- もっと頑張ろうと努力できるようになる
- 苦手意識を持たなくなる
- やればできるという達成感を知る
- ルールを守ることができる
- 積極性が出る
- 頭が良くなる
運動をすることで、こういった能力が育ちます。
頭が良くなるというのは、どういうことかと思う人もいるでしょう。
五感を通して実体験していくことで、頭自体が良くなっていきます。
勉強ができるという意味での頭の良さではありませんが、スポーツをすることによって身につく頭の良さもあります。
運動やスポーツを上達するために、どんな練習をしたらいいか。
試合中にはどうやったら勝つことができるか作戦も考えなければなりません。
試合中は体を動かしながら、動いている最中も頭脳はフル稼働しています。
サッカーやバスケットなどは空間を認知する力も必要です。
チーム競技では自分一人の力では勝てませんし、仲間を生かしたり、生かされたりする頭の良さも必要です。
運動は体全体で学ぶことが多く、五感も発達しますから、積み重ねていくことでどんどん成長していくのです。
子どもの運動音痴・スポーツ苦手を直す5つの方法
子どもが運動やスポーツを好きになれるように、運動音痴を克服するために、親は何ができるのでしょうか。
1 子どもが興味を持つ運動を見つける
運動・スポーツといっても、走る、泳ぐ、マット運動、球技、鉄棒、柔道など、本当に様々な種類があります。
「走るのは嫌いだけど、球技は好き」
「とにかくマット運動が得意」
どんな運動を好きになるか、どんな運動に向いているかは子どもによって千差万別です。
運動音痴の子どもでも、興味がある分野を見つけて、そこを伸ばしてあげると良いでしょう。
「好きこそものの上手なれ」
子どもが自分から興味を示したものは、その時点で本人に向いているものです。
好きな運動・スポーツをきっかけに体を動かすこと自体が好きになっていきます。
2 子どもに運動・スポーツを教える
できなかったことができるようになったり、記録が伸びたりしているのが分かれば、誰だって嬉しいし、楽しくなるものです。
子どもが運動・スポーツをやるときはやり方を大人が優しく教えてあげることで子どもが運動・スポーツ好きになることがあります。
たとえば、自転車に乗る練習は親が子どもに付き合ってあげて教える人が多いと思います。
これからの生活で自転車は乗れるようになったほうが便利だから教えてあげるんですよね。
もし子どもが一人で自転車に乗る練習をしたら、どうなるでしょうか。
はじめは上手く乗れないし、転ぶと痛いし、嫌になってしまうでしょう。
でも大人がサポートしてあげることで子どもは自転車に乗れるようになって、その後は一人でも楽しく自転車に乗るようになります。
自転車だけでなく、速く走れるようになる方法、逆上がりの仕方、サッカーや野球などの球技、なんでも親がやり方を教えてあげて、子どもができるようになれば、子どもも楽しめるようになっていきます。
できない子どもは楽しくないからますます運動が苦手になり、できるようになる楽しみを知った子どもは楽しいからますます運動が得意になっていきます。
子どもができないのはやり方を知らないからなので、できるようになるはじめのきっかけは親がやり方を教えてあげるのも大事なことです。
3 子どもに運動・スポーツの習い事に通わせる
小学生に通う前でも、運動やスポーツを教えてくれる教室やスクールがあります。
10歳前後になると、自分から「これをやってみたい」と言う子どももいますが、幼稚園児や小学校の低学年くらいでは、子どもの方からスポーツ教室やスクールに行きたいと言ってくる子どもは少ないと思います。
子どもが嫌がらなければ、親のほうで子どもの興味のありそうなものや将来のためにできるほうがいいというものに通わせてみるのもいいでしょう。
「いざという時のために泳げるほうがいいから、スイミングスクールには通わせたい」
「この子は音楽に合わせて体を動かすのが好きだから、ダンス教室に行かせてみようかな」
「ボールを渡すと投げるのではなく、いつも蹴るからサッカーやらせてみようかな」
親のほうで子どもを観察してあげて、興味のありそうなものに試しに通わせてみるのも運動・スポーツを好きになるきっかけになるかもしれません。
4 子供を叱らずに、褒める
子どものやる気を引き出すために、たくさん褒めてあげましょう。
誰だって叱られるより、褒められるほうが好きです。
運動して何かできるようになったら、できるようになったことを褒めてあげましょう。
できなくても何度も挑戦したり、努力したりした時には、その努力を褒めてあげましょう。
逆に、できないことを叱るのは逆効果です。
叱られてばかりでは、運動やスポーツそのものが嫌いになってしまいます。
嫌いになればやりたくないし、やらなければますます苦手になっていきます。
できない点ではなく、できる点を見つけて、その力を伸ばしてあげるようにしましょう。
5 子供が家でできる運動もある
外で遊ぶのが好きではない子どももいるでしょう。
自宅にいても、体を動かす方法はいくつもあります。
かくれんぼをしたり、輪投げをしたり、布団の上でマット運動をしたり、新聞紙でチャンバラごっこをしたり、室内でも遊びの中には体を動かすことがたくさんあります。
子どもを運動音痴にしないために親にできることはたくさんある
このように子どもの運動音痴を直してあげるために、親ができることは意外とたくさんあります。
休日には家族みんなで公園でバドミントンをしたり、キャッチボールをしたりするのもいいでしょう。
その中でやり方を教えてあげることも、できたことを褒めてあげることもできます。
子どもに向いている運動を見つけてあげることもできます。
子どもができない時には、自信を失わないように精神面をサポートしてあげることも大切です。
運動音痴を直すには、何よりも子ども自身の運動・スポーツが嫌い、苦手という意識を取り除いてあげることです。
子ども自身が運動・スポーツって楽しいと思えれば、本人が楽しんで何度も取り組むので、自然と運動音痴は解消されていきます。
子どもを運動音痴にしないために、親にできることはたくさんありますよ。
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