ウォーキングよりも膝への負担が少なくて、消費カロリーが増えると人気のポールウォーキングって知ってる?
知らないよ
元々、高齢者が寝たきりにならないようだったり、ケガをした後のリハビリだったりが目的で始まったんだけど、ポールを持って、ウォーキングするだけで疲れにくくなるし、ダイエット効果もアップするから、若い人も始める人が増えているわ
そんなにいいことがあるんだったら、若い人もやりたいよね
そうなの。ポールウォーキングを始める人が増えているから、これから始める人、まだ始めたばかりの人に、ポールウォーキングのコツと注意点を教えてあげる
ポールウォーキングとは
ポールウォーキングは、2本のポールを両手に持って行うウォーキングのこと。
体重を足だけでなく、2本のポールで支えるから、足への負担が軽減する効果があるわ。
さらに、ポールを持って歩くことで下半身だけでなく上半身も使った運動になる。
それにより、足への負担は軽減するのに、消費カロリーはアップするわけ。
短時間のウォーキングでも、より多くの消費カロリーが見込めるから、ダイエットしたい女性たちにはうってつけのウォーキングってわけ。
しかも、道具は2本のポールを持つだけで、面倒なことはないし、自分の好きな時間に散歩するのと同じ感覚で行えるから、続けやすいわね。
足の負担が減るので、ケガもしにくいし、とても安全性の高い運動なのだけど、間違ったやり方をしていると思わぬケガをすることもあるから、ぜひ注意点をチェックしてみて。
初心者がポールウォーキングをする時の注意点
ポールのグリップを強く握りすぎない
初心者がポールウォーキングをする時に気をつけたいのは、普段握らないポールを持って歩くので、ポールのグリップを強く握りすぎる傾向にあるわ。
グリップを強く握りすぎてしまうと、肘から手首のあいだ(前腕)の筋肉がすぐに疲れてしまうわ。
握力を鍛えられるという効果はあるけど、継続して全身運動を行うのがポールウォーキングの目的だから、グリップは軽く握るようにして、肩や腕に力が入りすぎないようにするといいわ。
またグリップについているストラップを利用し、手とポールが離れないようにしておいて、手を上に振っているときは握力を緩めるようにするのも前腕を疲れさせないコツよ。
ポールを持っている腕はしっかり振る
せっかくポールを持って、全身運動にするのだから、手はしっかり振って歩くと消費カロリーが増えるわ。
手に力を入れすぎてはいけないのだけど、リラックスして腕はしっかり振るようにするといいわ。
はじめから速く歩きすぎない
ポールウォーキングを始めるぞ、と前向きな気持ちはいいのだけど、気持ちが入りすぎて、いきなり速く歩きすぎるのはよくないわ。
慣れない状態で、急にスピードアップすると、心肺機能であったり、筋力不足で膝や腰だったりにかかる負担が大きくなってしまう。
また、ポールウォーキング特有なのが、ポールを強く地面に突きすぎてしまうことね。
ポールは地面に力いっぱい突けばいいというものではないわ。手首、肘、肩を痛めてしまいやすくなるから注意よ。
地面に強く突くのではなく、ポールの先端が地面についてから、グーッと前に押してあげるような感覚でやるといいわ。
慣れるまでは、まずは普段歩いているのと同じペースで歩くように意識するといいわ。
同じペースで歩くだけでも、腕を振って歩けば確実に消費カロリーは増える。
慣れてきたら、少しずつスピードを上げていけばいいわ。
公園の土や芝生の上で行うのがベスト
ふつうのウォーキングやランニングを行うときもそうだけど、できれば舗装されているところよりも舗装されていない土や芝生の上で行うほうが地面が柔らかいので、足腰への衝撃、ポールをつく腕にも衝撃が少なくて済む。
さらに消費カロリーも舗装されているところよりも、舗装されていないところのほうが増える傾向にあるわ。
地面が柔らかいほうが筋力を使うからね。
極端にいうと、砂浜を走るのが大変なのと同じね。
ポールを持って歩いていると、ほかの歩行者や自転車のジャマになってしまったり、側溝の蓋や道路の凹凸の溝にポールが刺さったりして、危ないこともある。
こうしたことからも、公園なんかで行うのが一番おすすめよ。
ポールを持つと手と足が同じになり、うまく歩けない
ポールを持つと手と足が同じになってしまう人は、ポールを突こう、突こうと意識してしまっている人に多い。
ポールを持たずに腕を振って歩く練習をしたり、ポールを短くして歩いてみたりして慣れていくようにするといいわ。
ポールを動かすというよりも、腕を振ってポールを引きずるような意識を持って歩くと自然に歩けるようになってくるわ。
準備運動、ウォーミングアップをする
足腰の運動だけでなく、手首、腕、肩も使うので、上半身もしっかり準備運動をしてから行うこと。
足の屈伸、アキレス腱伸ばし、股関節の運動、足首の柔軟、手首の柔軟、肘の柔軟、肩の柔軟といった体操をしておいたほうがいいわ。
注意点を踏まえてポールウォーキングを楽しもう
ほかの運動に比べてケガの少ないポールウォーキングだけど、それでも事故のないように最低限、気をつけたいことをお伝えしたわ
足だけじゃなくて、腕も使うから疲れにくくて消費カロリーも増えるんだもんね。今日教えてもらったことに注意しながら、僕も始めてみようかな
ダイエットしたいけど激しい運動はイヤだなという人は、ポールウォーキングがおすすめだから、始めてみるといいわよ
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