姿勢が悪いのを治したくて努力しているのに、なかなか治らないという方!
あなたが猫背になっているのは、睡眠に問題があるからかもしれません。
「え、睡眠が原因なの?」と驚かれるかもしれませんが、姿勢と睡眠には大きな関係があります。
実は、睡眠中のある行為が、体の歪みをとってくれているんです。
ある行為とは、何でしょうか?
姿勢を改善したい方、猫背を解消したい方はチェックしておきましょう。
姿勢と睡眠の関係
人の姿勢が悪くなっていくのには、重力が影響しています。
健康な時は気づきませんが、人は立っているだけでも大きなエネルギーがいります。
毎日生活している中で、重力の影響で体は少しずつ歪んでいきます。
猫背になると、重たい頭を前に突き出してしまい、筋肉に負担がかかります。
悪い姿勢でいると骨格も歪んでいくので、さらに姿勢が悪くなっていくという悪循環になってしまいます。
姿勢と睡眠に大きな関係があるのは、人が重力から解放されるのが睡眠時だからです。
そして、人の体は寝ている間に体の歪みをとっているのです。
寝返りをすると体の歪みがとれていく
毎日の生活の中で、少しずつ歪んでしまう体を修正しているのは、私たちが眠っている間にしている寝返りなのです。
私たちは体を横にして眠ることで重力から開放され、寝返りで体の歪みを修正しているのです。
その日、その日の体の歪みを寝返りでリセットしているのです。
しかし、体の歪みをとるための大事な寝返りを邪魔しているものがあるのです。
それは一般的には寝心地が良いと思われている柔らかい敷布団です。
姿勢が悪くなる原因が、柔らかい寝具?
柔らかい敷布団やベッドは、寝心地がよく感じるかもしれません。
低反発の敷布団なんかも一時期、流行しました。
最近は柔らかい、体を横にするとグッと沈み込むような敷布団を使っている人が増えました。
でも、こういった敷布団で眠っていると、睡眠中の寝返りの回数が減ってしまうのです。
どういうことかというと、砂浜の上でランニングをすると、足元が沈み込んでより負荷の強いランニングができますよね。
足腰を鍛えたい人が、あえて砂浜でランニングしているのを見たりします。
柔らかい敷布団で寝返りしづらいのは、これと同じです。
体が寝返りするときに沈み込んでしまうので、寝返りするのに筋力が必要なのです。
布団が柔らかいくらいで、そんな大したことないでしょって思うかもしれませんが、寝返りの回数が半分以下になってしまうことも多いんです。
寝返りするたびに、目を覚ましてしまうこともあります。
特に、筋力が弱い女性や高齢者は、かなり危ないです。
じゃあ、どうすればいいか?
体が歪んでいるなという方、腰痛もちや肩こりの方は、少し固めの寝具を選ぶと寝返りしやすくなります。
猫背や姿勢の悪さが不眠原因に
睡眠中に姿勢が悪くなる原因がある!という話をここまではしてきましたが、逆に姿勢が悪いことで、睡眠にも悪い影響があります。
人が眠りにつくためには、心も体もリラックスする必要があります。
猫背は、骨盤の歪みを伴っていることが多いです。
悪い姿勢でいると、体の一部に負担がかかって、腰痛や肩こりになってしまいます。
体にコリや痛みがあると、筋肉は緊張したままになり、寝付きが悪くなるのです。
肩こりや腰痛の人は、コリや痛みが気になって眠れないという経験があるのではないでしょうか。
寝付くことができても、熟睡できなかったり、目が覚めてしまったりと睡眠の質を下げる原因にもなります。
ひどい場合には、不眠症など睡眠障害を招くこともあります。
リラックスしているときは、骨盤もリラックスする
腰痛や肩こりだけでなく、骨盤の歪みそのものも睡眠障害の原因になります。
私たち人間はリラックスした状態のとき、副交感神経が働き、骨盤が開きます。
逆に、ストレスや緊張を感じているとき、骨盤は閉じた状態です。
通常、骨盤は夜に向かって開いていき、朝に向かって閉じていくという自然な開閉の周期を繰り返しています。
しかし、骨盤が歪むと自然な開閉ができなくなってしまいます。
その結果、睡眠中も骨盤が閉じた状態になり、リラックスできずに寝付けなくなってしまうのです。
猫背が不眠に繋がっていくなんて、ちょっと怖いですね。
不眠にも繋がる猫背、姿勢の悪さを治したい
猫背は見た目が悪いだけでしょ!なんて、侮ってはいけません。
睡眠も含め、体に与える影響は大きいです。
そんな怖い猫背を改善したいですよね。
どうしたら猫背は解消できるのでしょうか?
猫背を矯正する方法についてまとめた記事がありますので、猫背を治したい方はぜひ読んでみてください。おすすめです。